森八幡社

城下町・竹田エリア

歴史・史跡・神社

森八幡社
大分県竹田市大字穴井迫596番地(旧松本村大字穴井迫字マツモト596)

応神天皇、神功皇后、玉依姫、源為朝を祭る神社で、今から約870年前に源為朝が鶴ヶ丘八幡宮を勧請した神社と伝わります。
勧請:神の分霊を迎えて、新しく設けた分祀の社。

直入郡誌によれば、源為朝が13歳の頃、父の命に従い「緒方三郎惟栄」を頼りこの地に来る途中、赤岩峠から景色を見渡すと雄大な山々の間に肥沃な土地が多くあり、五穀は美しく実り樹木が茂っていた。為朝はこのような土地に住み勢力を広げたいと思い、矢を放った。すると放った矢は松本村に昔からあった大きな松の木の根元にあたっていた。松本の地名の由来は、ここから来ている。そこで、為朝は源氏が代々崇めている鶴ヶ丘八幡宮の分霊をここに祀ることにした。それが、この森八幡社。

また、その時に地元の古老2人が緒方三郎惟栄の所まで案内をしたので「案内迫」と呼ばれていたのが現在の穴井迫に変わったという言い伝えがある。

緒方三郎惟栄(おがたさぶろうこれよし)
平安時代末期~鎌倉時代初期の武将で、豊後国大野郡緒方荘(現在の大分県豊後大野市緒方地区)を治めていた。緒方三郎惟栄は『平家物語』にも登場し、その出生は地元豪族の姫と蛇神の子であるなどの伝説がある。この蛇神は竹田市大字神原の
穴森神社の洞窟に棲んでいたと伝わる。また、岡城の初代築城主としても有名。
 

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住所
大分県竹田市大字穴井迫596番地
駐車場
3台
エリア
城下町・竹田エリア
アクセス
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ジャンル
歴史・史跡・神社